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『幼女戦記』カルロ・ゼン×『オーバーロード』so-bin
圧倒的絶望からはじまる、戦争SF新シリーズ開始!!

地球人類は国籍の区別なく、全員が商連と呼ばれる異星の民の隷属階級に落ちた未来世界。閉塞した日本社会から抜け出すため、アキラは募兵官の調理師・パプキンの誘いで商連の惑星機動歩兵――通称ヤキトリに志願する。
米国人――タイロン・バクスター
北欧人――エルランド・マルトネン
英国人――アマリヤ・シュルツ
中国人――楊紫涵
以上の四人との実験ユニットK-321に配属されたアキラが直面したのは、作戦遂行時の死亡率が平均70%というヤキトリの現実だった……。

ヤキトリとは――?
汎星系通商連合航路保守保全委員会指定による惑星原住知性種管轄局選定により業務受託を行う国連・総督府弁務官事務所合同許認可機構によって認証される特殊宇宙保安産業への従事者。商連海兵隊の安価な代用品である。日本語由来のスラングで〈ヤキトリ〉と呼ばれている。なお、降下作戦での死亡率は平均して7割。


まず、さすがと言わざるを得ないのが、タイトルのキャッチーさ。
著者カルロゼン氏のアニメ化もされた幼女戦記もまたタイトル買いしてしまいそうなくらい魅力的だが、この作品ヤキトリも同様。

内容に関しては、まだ1巻ということなどで、世界観やキャラクター説明などが多くそこそこおもしろいといったところ。

また、文章中の端々に、日本に対する愛国心と解釈のとれそうな文言が散見。カルロゼン氏のツイッターからも察せられるが、ちょっとしたネット右翼なのでは。
そう言った視点から見れば、より面白く読めるはず。