ラノベ実験室

ライトノベルや漫画などの批評をしているブログです。誰かに媚びず正直に感想を書いて行きます。

2017年09月





最初ね、一年前くらいにdアニメストアで、織田信奈の野望を見て、結構おもしろいやん!って思って、なけなしのお小遣い使って、買いに行ったんですよ。織田信奈の野望全国版の一巻。

はじめて、読んだとき。
文章力のなさが衝撃的でした……。

まあ、当時ラノベを読んでいたといってもSAOなどのいわゆる大人気作品しか読んでいなくて、ラノベ調の文章になれていなかったということも一因だと思います。

そして今回、ニコニコカドカワ祭りで織田信奈の野望シリーズが半額!ということで、2巻から電子で購入したんですが、意外に面白かった。

小学五年生から司馬遼太郎さんが著した作品を中心に歴史小説を読み漁り、小学六年生のころから、歴史関係の新書(最初、新書とは新しい簡潔な小説のもとになるものだと勘違いして認識していました)を読んでいた、いわゆる歴史オタクのぼくが読んでも、面白い!と人に勧めることができる作品です。

だいぶ、史実に反しているところがあるんですが(それを顕著に表しているのが、織田信奈をはじめとする姫武将)、キャラクター小説として読めば、十分おもしろい。

特にラスト。
やられたなぁーって思いました。

あのラストがなければ、ストーリーはダメ!と酷評紛いのことをブログに書いていたかもしれないです。

それくらい、ラストが良かった!


歴史オタクなひとや、そうしゃないひとも十分楽しめる作品だと思いますので、読んで見ては?

電子書籍だと半額ですし。


買いです!





原作のほうは気にはなっているのですが、読んでなくて。

そんなときに、コミックス1巻が発売されるということを知り、購入しました。

まず、一言。
作画が綺麗すぎる。
醜女のはずの猫猫が普通にかわいい。

余談ですが、小学校のときの同級生のおのがきさんという女の子に似てる。ちなみに、女子から嫌味を込めて、ガッキーと呼ばれていました。女の人ってこわい。こわい。

ただ、ミステリーを押しているようですが、ミステリーというミステリーがないのが残念。あっそうですか、というようなストーリー展開が続きます。

ですが、やっぱり猫猫が可愛い。薬作りの興奮から踊る猫猫がずば抜けてかわいい。むしろ、この漫画に猫猫さえいればストーリーなんて必要ないくらい。

猫猫さえいればいい。

もちろん、主人公である猫猫だけがキャラクターとして魅力的というわけでなく、他のキャラクターも魅力的!

ということで、続刊でどんなミステリー要素があるのか期待です。
原作も読ま隊と思います。





自分のことを好きなのは誰なのか探っていくうちに変態が湧いてくるラブコメ

俺、桐生慧輝はある日、差出人不明で自分宛てのラブレターを見つけた! その場の状況から差出人の可能性がある人物は所属している書道部の関係者たちの巨乳で美人な先輩、素直な子犬っぽい後輩、距離感の近い同級生、兄想いの妹(はありえないか)の内の誰かということに。正直、誰に転んでも良いことしかない! けれど意気揚々と中を確認しようとしたら、そのラブレターにはなぜか女の子のパンツが添えられていて……。ま、まぁそんなことはどうでもいいよね。とにかく差出人をこの四人の中から見つけ出さなければ! 待ってろ、未来の俺の彼女!!
そして後日、俺はあの日のぬか喜びを後悔することになる―――。


【一言で言うと】 作者の欲求不満によって産み出された無意味な妄想小説


【総合評価(A-E)】 D


【ストーリー】

ストーリーというストーリーがありません。内容うすいです。イメージとしては売れないだろうと作者自身そう思いながら描いたエロい同人誌


【キャラクター】

・自意識過剰な主人公に無条件の愛をぶつけてくるのが、ただただ怖い。なんのエピソードもないんですよ。主人公を好きになったそのきっかけとなるエピソードが。ジャンプのラブコメ枠だったらそく打ち切り。あのなろう系のハーレムものだって、まだそういうほっこり、きゅんとするようなエピソードありますよ? おかしいでしょ。
作者はもっと、人の感情を知ったほうがいいと思います。人は操り人形じゃないんだから。

・魅力的なキャラクターは登場しません。ただ変態なだけ。そこだけしか個性を出していないキャラクターが夜の舞踏会のように動き出します。


【著者がこの作品を通して伝えたいこと】

おれの性癖ってこんな特殊なんだぜえええええええええええええええ!

だからなんだよ!


【まとめ】

・この作品は、ラブコメではありません。ホラー小説です。それでも怖いもの見たさで読みたいかたは読んでみてはいかがでしょうか?
そんなひといんのかな?

・まあ、Kindleにて半額セール実施中。おにぎり二個分くらい。読んでみてもいいんじゃない? 

・続刊は二度と、買いません。 


本格派ミストリーのお手本とされるミステリー、十角館の殺人。

名作と言われるものには、それだけの価値があります。

ぜひ、未読というかたは読んだ方がいい!

これをきっかけにミステリー小説にはまります。
ミステリーの世界へようこそです。

タイトル通り、Kindleストアにて、期間限定で実質半額セール。
この機会に買ってみては?



まず一言。

ずば抜けて、おもしろい!


物語の核となる大きな事件は、元寇。
集団戦法を使用した戦略で、モンゴル兵は日本へと攻撃をしかける。征服のため。

それまで、普通だと思うんですよ。物語としては。

このアルゴルモアの面白さは、物語の舞台が対馬 であるということ。

それだけで、歴史ファンとしては鳥肌が立つ。

主人公は、博多を本拠地としている鎮西奉行から援軍が来るまで、対馬にてモンゴル兵と対峙し、守り抜くべく戦う!

主人公はモンゴル兵に勝つことができるのだろうか!


最後の一言、グッときた!!

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